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人生100年時代

こんばんは。フリーランス矯正歯科医の宮島悠旗です。

今年の流行語に「人生100年時代」という言葉がノミネートされていますが、その元は安倍総理が「人生100年時代構想」という政策を発表したことでした。

首相官邸のホームページによると、人生100年時代構想とは、

「一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。子供たちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会。いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想していきます。」

と説明されています。

 

医学的な観点から見れば、この政策を実現するためには健康寿命が長いことが前提となっていると考えられます。

認知症にならず体が健康でなければ、いくつになっても学び直しができないからです。

さらに歯科医療の観点から見ると、厚生労働省の発表では、

「“歯が10本未満しか残っていないのに入れ歯を使用していない人” は “歯が20本以上残っている人” に比べて1.9倍認知症のリスクが高い

という結果が出ていますので、認知症を予防するためにはできるだけ早くから、虫歯や歯周病を予防して歯の健康を維持する必要があると言うことが分かります。

 

虫歯と歯周病を予防する最も基本は毎日の歯ブラシ、他にも歯科医院で毎月クリーニングを受ける、子供の時から歯科医院で永久歯にフッ素を塗る、食生活の習慣を改める、禁煙するなど色々ありますが、実は歯並びや噛み合わせが悪いことによって虫歯や歯周病になるリスクが高まっている人もたくさんいらっしゃいます。

そのような方の場合は、矯正治療を受けて歯並びと噛み合わせを治すことで、虫歯と歯周病を予防して歯の寿命を長くし、結果として認知症予防や健康寿命を長くするということに繋がると考えられます。

矯正治療が医療であるといわれる由縁は、見た目を良くするだけではなく、以上の様に体の健康を保つために大いに貢献できるところにあります。

 

歯並びが気になる方は、歯の寿命と健康寿命を延ばすためにも、一度矯正相談を受けてみることをお勧めします。

 

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