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矯正にかかる費用っていくらかかるの?

こんにちは。宮島です。

7月に入り、じめじめした日が続きますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。

歯の矯正をしたいけど、費用が高くなかなか治療に踏み切れない、と悩んでいる方は多いと思います。今日は、実際にかかる「費用」についてお話しします。

 

矯正費用は安ければ安いに越したことはありません。しかし、「安ければ良い」というのも間違いです。「子供の矯正の方が費用はかからない」というのも実は間違いです。混合歯列期(乳歯と永久歯が両方存在する歯並び。主に小学生の時期。)から矯正治療をする場合、治療を2段階に分けて行うのが矯正治療のセオリーです。治療を1期治療(混合歯列期の矯正治療)と2期治療(乳歯が全て永久歯に萌え換わった永久歯列期の矯正治療。主に中学生以降。)に2段階に分けて行うので、それに合わせて料金も2段階に分けているのです。余程軽度な場合を除いて、ほとんどは2期治療までセットで行わないと完全に正しい歯並びには治りません。

1期治療の目的は

①    “永久歯を抜かず”に全ての歯を無事に萌えさせ、正しい歯並びの咬み合わせを目指すこと

②    顎が前後左右にずれて顔の形が曲がらないように正しく成長させること

です。

ですから1期治療が終わった時点では、まだバランスよく上下の歯全体が咬み合っているわけではなく、細かい問題が残っていることがほとんどなのです。

しかし、歯を抜くのを防げることや顎が曲がって成長しようとしているのを防げることは、成長期の治療だからこそできることで、これこそが矯正治療を早く始める1番のメリットなのです。

 

逆に言えば、1期治療を行っておけば、2期治療はすぐにスタートしなくても、改めて患者様自身にとってタイミングのいい時期を見つけて始めることができるということです。

 

相場は検査料、診断料、基本料金、調整料など総合で1期治療が30~50万円、2期治療が40~50万円です。(※地域の物価に影響を受けています。)

ベストなのは子供のうちに歯並びと咬み合わせの問題が大きくなる前に予防的に1期治療を済ませておくことです。期間が長いと大変なのではないかと思うかもしれませんが、予防しているだけなので違和感は少なく努力は最小限なのです。少しの歯並びのずれや咬み合わせのずれを放置していると、歯の萌え換わりが進むにつれて、問題はだんだんと大きくなっていきます。乳歯が全て永久歯に萌え換わるまで、つまりとことん歯並びと咬み合わせの問題が大きくなってから矯正治療をすると、歯の萌え換わりを待つ必要が無い分治療期間は短いですが、多くの場合永久歯を抜歯したり、永久歯を削って小さくして矯正治療を行うといったことが必要になってきます。何事も問題は大きくなる前に対処する方が楽に治せるのです。

 

でも、大人になってから噛み合わせが悪い、体の不調、歯並びの悪さが目立つ、などの理由で矯正の必要がある人もたくさんいると思います。

 

では、大人の矯正はいくらくらいかかるのか??

大人矯正は、検査料、診断料、基本料金、調整料など総合で70~100万円、舌側矯正だと100~140万円前後(平均)です。(※地域の物価に影響を受けています。)なかなかすぐに踏み切れる金額ではないですが、実は子供の頃から矯正した場合と金額は同じですね。

理由は、矯正は基本的には自費診療なので保険がきかないからです。

担当の矯正の先生・クリニックによって料金設定は様々です。そして、装置の種類によって金額を設定している場合、装置をいくつか使用してもセット価格にしている場合、治療期間や患者さんの症状によっても費用に差をつける場合もあります。

ですから、あくまでもこの金額は目安で参考程度にしてみてください。

 

多くの医院では、一括払いだけでなく、分割払いや、クレジットのデンタルローンを組めるなど支払の方法も患者さんに合わせて提案してくれるところもありますから安心してください。

 

―まとめー

 

高額な費用になるからこそ、まずは、親身になってカウンセリングをしてくれる医院、先生を見つけましょう。

そして、その先生が初回のカウンセリングで、あなたに合った治療の進め方、かかる費用、装置の提案、メリット、デメリットなど、事前の情報開示に積極的な先生だったら信頼できますよね。

付け加えると、担当の先生が、「日本矯正歯科学会」の認定医の資格を持っているかも、選ぶ基準にして、プロフィールも確認してみることもおすすめです。「矯正の認定医の先生がどこにいるのかわからない。」という方のために、日本矯正歯科学会のホームページでは認定医を名前や地域で検索できるようになっています

日本矯正歯科学会公式ホームページ はこちら。

 

矯正治療は1回2回で終わるものではなく、長期間かかりますから担当の先生とも長いお付き合いになります。初診のカウンセリングでは是非、事前に気になることを整理しいろいろ聞いてみて、信頼できる先生をみつけましょう。

 

 

次回は、気になる矯正の「期間」についてお話します。

 

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